2007年1月6日土曜日

9853 (株)銀座ルノアール

BS

固定資産減少傾向。
他は突っ込みどころなし。


CF

03、04、05年と増加していた営業CFが06年に低下。
BSを見たときに、資産を売却しているかと思いました。しかし、どうもそうではなさそうです。固定資産減少は評価損か?
06年は投資額が増えてます。04、05年と現金が増えた(純CFがプラス)ので、使いたくなったのでしょうか。


PL

これは酷い。03、06年は営業利益もマイナス。
しかし、キャッシュフロー計算書を見た限りでは損益計算書から受ける印象ほど酷くはありません。


ROE


PBR 0.70
PER -610.20
PSR 0.53
EV/EBITDA 11.64
配当利回り 0.61%
株主資本比率 81.10%
ROA -0.09%
ROE -0.11%
ROIC(時価) 0.90%

事業価値 -370
財産価値 1,406 +++++++
負債   748 ----
株主価値 288 *
時価総額 3,051 ***************


ルノアールはドトールのようなコーヒーチェーンに比べると単価が高いので、利益率は高いのかと思っていました。しかし、実際は利益率どころか赤字。恐らく売上が低すぎるのだと思います。なんと、売上は60億に満たない額です。
時代に取り残されている感があります。

7560 (株)ユニマットライフ

BS

04年をピークに、総資産減少傾向。しかし、株主資本と流動資産が増加。
負債を返し、バランスシートを縮小。財務的に良い方向に進んでいる。
というより、04年に大きく失敗したと捉えるべきか。


CF

営業CFは毎期、ほぼ同じ額のプラス。
財務CFが03、04年に大きくマイナス。BSの固定資産増加にそれが表れている。
財務CFは05年以降マイナス。借金返済。


PL

純利益はほぼ横ばい。営業利益はそれにくらべ、多少ばらつきあり。
予想値はいきなり改善しているが、達成できるのか?


ROE


PBR 1.71
PER 17.08
PSR 0.86
EV/EBITDA 5.27
配当利回り 1.61%
株主資本比率 72.22%
ROA 7.24%
ROE 10.03%
ROIC(時価) 6.39%

事業価値 23,140 ++++++++++++
財産価値 18,965 +++++++++
負債   8,217 ----
株主価値 33,888 *****************
時価総額 40,140 ********************

2594 キーコーヒー(株)

BS

06年、総資産増加が大きい。固定資産と、固定負債の増加が目立つ。


PL

04、05年、純利益の動きが変。資産売却か?
将来予想は増収だが、利益は横ばい。今まで利益率は低下傾向だったので、目標値ととらえておいた方が良さそうです。


CF

営業CFは毎期プラス。

06年のBSの変化要因が読み取れません。
財務CFがほぼゼロなので、固定負債増加要因が説明つかない。
気になって、四季報CD-ROMの財務詳細で確認しました。
・固定負債 1,302 → 3,287
 長期借入金 1 → 400
 その他固定負債 1,299 → 2,884
・財務CF 34
完全におかしい。かなり怪しい内容です。


ROE


PBR 1.02
PER 34.78
PSR 0.70
EV/EBITDA 7.59
配当利回り 1.17%
株主資本比率 74.55%
ROA 2.18%
ROE 2.93%
ROIC(時価) 3.40%

事業価値 19,970 ++++++++++
財産価値 29,337 +++++++++++++++
負債   10,448 -----
株主価値 38,859 *******************
時価総額 38,256 *******************

2007年1月4日木曜日

2597 (株)ユニカフェ

BS

03年に総資産が少し減少。
株主資本はほとんど変化なし。流動資産と流動負債が増加。固定資産増加傾向。


PL

これは酷い。営業利益は減少傾向。予想値は目標値でしょうかね。
純利益が営業利益を超えている年があります。理由は?


CF

これも酷い。営業CF以上に投資をし、運転資金が足りない分は借金、という状態が05年までずっと続いてました。
BSの固定負債額が変らないところを見ると、短期借入金で運転資金をまかなっているはず。
毎年そうした事をしているということは、経営者の目論見が外れつづけているということでしょうか。
また、CFから資産売却の形跡が読み取れません。もし、純利益が資産売却によってかさ上げされているとすれば、相当酷い事になっていると考えられます。
つまり、資産を売って利益をかさ上げし、一発逆転を狙って投資を行うということです。本当にそうかどうかは分かりませんが、これはかなり追い詰められた企業がやりそうなパターンです。
06年はキャッシュフローが改善していますが、借金を返すどころか、相変わらず借金を重ねています。


ROE

純利益が資産売却によるものであれば、ROEを見る意味はありません。

PBR 1.11
PER 31.91
PSR 0.56
EV/EBITDA 24.57
配当利回り 1.54%
株主資本比率 46.31%
ROA 1.62%
ROE 3.49%
ROIC(時価) 0.93%

事業価値 490 +
財産価値 12,357 +++++++++++++++++++++++++
負債   13,487 ---------------------------
株主価値 -640
時価総額 11,169 **********************

2712 スターバックス

BS

03年に何かあったのでしょうか?02年は流動資産が総負債とほぼ同じだったものが、翌年、流動資産が流動負債より少なくなっています。


PL

03年は赤字で増収減益。営業利益も下がっているので、減損や資産売却損ではなさそうです。では、理由は?
04以降は順調に売上、利益ともに増加傾向。


CF

03年に営業CFが他の年に比べて少ない。投資CFも大きいため、純CFが大幅にマイナス。
04年以降は問題ないと思います。
結局、03年に何があったのかは、数字だけ見ても分かりませんでした。


ROE

04年以降、利益率、回転率ともに上昇。

PBR 3.68
PER 36.96
PSR 1.06
EV/EBITDA 18.62
配当利回り 0.26%
株主資本比率 61.08%
ROA 6.09%
ROE 9.97%
ROIC(時価) 3.03%

事業価値 36,370 +++++++++
財産価値 11,631 +++
負債   15,891 ----
株主価値 32,110 ********
時価総額 81,304 ********************

2006年12月31日日曜日

9952 (株)ドトールコーヒー

BS

総資産増加傾向。固定資産はあまり変らず。
06年に株主資本が急増し、その代わり固定負債が低下。
増資でもしたか?・・・と思い、四季報を見ましたが、増資はしていないようです。


PL

04年に純利益が大きく低下。


CF

03年に財務CFが大きくプラスなのは、転換社債発行のためです。
04年に固定資産が減少していることから、固定資産を売却したと思いますが、投資CFはマイナスでそれらしい動きは見られません。つまり、固定資産売却損ではなさそうです。
PLの純利益減少は減損適用が要因か?原因は分かりません。

06年の株主資本増加要因ですが、キャッシュフローを伴わずに固定負債が急減するのはありえないと思い、考えました。う~ん・・・あ、そうか!03年の転換社債が株に転換されたんですね。


ROE



PBR 1.18
PER 21.89
PSR 0.76
EV/EBITDA 6.75
配当利回り 1.28%
株主資本比率 78.35%
ROA 4.23%
ROE 5.40%
ROIC(時価) 5.23%

事業価値 53,470 +++++++++++++
財産価値 27,980 +++++++
負債   10,848 ---
株主価値 70,602 ******************
時価総額 52,539 *************

9887 (株)松屋フーズ

BS

総資産増加傾向。固定資産の増加が目立つ。
04年以降は株主資本は一定。その代わり、固定負債が増加。


PL

売上は増加傾向だが、利益が思うように上がらない。良くない傾向です。


CF

営業CFは毎期プラス。投資CFも同じくらいマイナス。
営業CFと投資CFが鏡に映したような関係になっています。
稼いだ分を投資に回すだけでは足りず、03~05年は借り入れをしています。増資よりはましですが。


ROE



PBR 1.02
PER 31.67
PSR 0.49
EV/EBITDA 5.66
配当利回り 1.63%
株主資本比率 57.89%
ROA 1.86%
ROE 3.22%
ROIC(時価) 4.15%

事業価値 37,690 +++++++++++++++++++
財産価値 11,592 ++++++
負債   22,857 -----------
株主価値 26,425 *************
時価総額 30,407 ***************

9861 (株)吉野家ディー・アンド・シー

BS

04年まで総資産減少。その後はほぼ変らず。
03年は流動負債、流動資産の減少が目立つ。


PL

05年を底に回復。05年は営業利益と純利益が逆転。
純利益が赤字を脱するのは来期以降の予想。


CF

03年に営業利益が大きくマイナス。BSEの影響と思われる。BS上でも03年に流動資産が減少している。
04年に財務CFが大きくマイナス。しかし、営業CFとほぼ相殺され、純CFは少しのマイナス。BSへの影響は小さい。
04年11月に転換社債発行。05年の財務CFがプラスになっていることで確認できる。
05年は再び営業CFがマイナスに。


ROE



PBR 1.82
PER 69.92
PSR 0.92
EV/EBITDA 15.25
配当利回り 0.84%
株主資本比率 70.35%
ROA 1.83%
ROE 2.61%
ROIC(時価) 1.73%
  
事業価値 25,410 +++
財産価値 45,620 +++++
負債   21,300 --
株主価値 49,730 *****
時価総額 125,857 *************