2007年3月22日木曜日

8573 三洋信販(株)

BS

意外と負債が少ないという印象です。
株主持分は微増。


CF

営業CFがプラスの年が少ない。
さらにこの業界は厳しくなることが予想されるため、今からこれでは先が思いやられます。


PL

来期の予想は悲惨です。売上は増加予想ですが、純利益は大幅赤字、営業利益は前期の4分の1。利息返還請求がまだ増えるので、実際の支払いと引当金がかさむためか?


ROE/ROIC


売掛金回転月数が約3年。ということは、平均的な利用者は返済に3年かかるということですかね。




事業価値 407,620 |++++++++++++++
財産価値 402,866 | +++++++++++++
固定負債 211,748 | -------
株主価値 598,738 |********************
時価総額 105,119 |****


キャッシュフローの視点からは絶望的です。ただ、政府へのアッピールのために大げさに引当金を積んで、利益を減らしているという穿った見方もできます
逆にバランスシートの財産価値からの視点から判断すると割安だと思います。不確定要素が多いため、マーケットはかなりリスクを織り込んでいるのかもしれません。。
日本の消費者金融は約一万社と言われています。それだけの会社がやっていけるという状態は明らかに異常だったと思います。
ただ、上限金利が撤廃されても、ゼネコン業界ほどの厳しさにはならないと思います。利用者は存在するわけですから。

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