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2007年3月19日月曜日

1861 (株)熊谷組

msnマネーで割安銘柄ランキングというものがありました。
上位銘柄を分析してみようと思います。


BS

03年、バランスしていません。債務超過?
四季報を見ると、債務免除との記述が。再建中というわけです。
06年、流動負債が増加。数字を見ると、短期借入金が増えたようです。


CF

02~04と資産のリストラをしています。
BSと比較してみると、債務免除を受けたのは04年のようです。
05、06年と営業CFがプラスになってきました。
設備投資の余裕はなさそう。


PL

営業利益が横一線。純利益も05年以降は同様。
予想では売上の維持が出来ていない。

利益は一見作ったかのようですが、ぶれの大きい年が原因です。直近数年だけでグラフにしてみました。



ROE/ROIC


BSが小さくなっているので、利益率は改善しています。
売上の低下を経営効率が上回っているようです。
ROICツリーでは機械的にみなしとして40%の税金を引いていますが、再建中の企業なので、もしかしたら税金の支払いは少ないかもしれません。
となると、実質のROICはもっと高くなります。



┏━━━━━━┳━━━┯━━━┯━━━┯━━━━┯━━━━┯━━━┓
┃ ┃2007年│2006年│2005年│2004年 │2003年 │2002年┃
┣━━━━━━╋━━━┿━━━┿━━━┿━━━━┿━━━━┿━━━┫
┃PBR ┃ 0.78 │ 3.06 │ 2.30 │ 1.63 │ -0.06 │ 0.88 ┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃PER ┃ 8.79 │25.98 │19.89 │ 0.20 │ -0.05 │ 5.79 ┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃PSR ┃ 0.11 │ 0.42 │ 0.27 │ 0.16 │ 0.03 │ 0.02 ┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃EV/EBITDA ┃ 5.00 │11.73 │ 9.76 │ 7.52 │ 33.09 │22.12 ┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃ROIC(時価) ┃ 3.80%│ 3.25%│ 3.73%│ 3.39%│ 0.95%│ 1.71%┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃配当利回り ┃ 0.67%│ 0.00%│ 0.00%│ 0.00%│ 0.00%│ 0.00%┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃株主資本比率┃16.27%│16.27%│13.74%│ 11.10%│ -47.38%│ 1.80%┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃ROA ┃ 1.45%│ 1.91%│ 1.59%│ 92.95%│ -51.37%│ 0.27%┃
┠──────╂───┼───┼───┼────┼────┼───┨
┃ROE ┃ 8.92%│11.76%│11.56%│ 837.54%│ 108.43%│15.20%┃
┗━━━━━━┻━━━┷━━━┷━━━┷━━━━┷━━━━┷━━━┛

事業価値 106,500 |+++++++++++++++++++++++++++
財産価値 10,046 | +++
固定負債 36,822 | ---------
株主価値 79,724 |********************
時価総額 35,145 |*********

2006年12月25日月曜日

1824 前田建設工業(株)

BS

ゼネコンにしては流動比率が高いという印象です。
総資産は減少傾向。主に流動資産と流動負債が減少しているように見えます。ということは、仕事も徐々に減ってるということ?


PL

02、03年辺りに利益が急減しているのは、この業界の特徴です。
売上は横ばい。


CF

他のゼネコンに比べて良くないです。
営業CFが安定的にプラスになっていないのと、財務CFがプラスの年が多いことも気になります。


ROE

回転率、利益率ともに低いです。
ROA過去5年の最高値が0.8%・・・。


PBR 0.42
PER 43.11
PSR 0.16
EV/EBITDA 11.71
配当利回り 2.15%
株主資本比率 32.04%
ROA 0.31%
ROE 0.97%
ROIC(時価) 1.71%

PRBが0.42倍、株価は低いようです。
そのため、配当利回りも高くなっています。

1812 鹿島

BS

総資産が減少傾向だったが、06年に増加。同じ業界だと似た動きをする会社が多いですね。


PL

利益率が改善してきているようです。
売上は頭打ちか。


CF

06年に総資産が増加したこともあり、資産のリストラは終わったと考えられます。
このまま安定期に入るのか?


ROE



PBR 1.85
PER 13.77
PSR 0.30
EV/EBITDA 11.17
配当利回り 1.15%
株主資本比率 15.63%
ROA 2.10%
ROE 13.43%
ROIC(時価) 3.61%

1808 (株)長谷工コーポレーション

BS

02年は株主資本がマイナス(債務超過)でした。
以後、総資産額はほとんど変わらず、固定負債が減少、株主資本が上昇傾向です。
02.9 に第三者割り当て増資、優先株発行。04.7 にCB発行。05.3 に優先株発行。
激しく増資爆弾が投下された訳ですが、さて現在、債権はどの程度進んでいるのか?


PL

05年に一度赤字に転落。売上が落ちているわけではないので、減損適用でもしたのでしょうか。


CF

増資をしても、財務CFはマイナス。増資分は借金返済に使われたようです。
営業CFが大きくプラス。いいですね。


02年から03年にかけては財務CFと有利子負債の減少額が大きくかけ離れています。債務免除でも受けたのでしょうか?
04年から05年にかけても同様に何かあったような感じです。ここではあまり深く調査はしません。


ROE

回転率は普通ですが、利益率が高い。
この利益率の高さはナゾ。これを今後続けていけるとしたら凄いです。


PBR 3.93
PER 9.53
PSR 0.61
EV/EBITDA 7.03
配当利回り 0.00%
株主資本比率 21.84%
ROA 9.00%
ROE 41.22%
ROIC(時価) 6.95%


再建中の会社は極端な数字が出がちです。こういう会社は判断が難しい。
借金を返し終るまでは、フリーキャッシュフローでの判断は危険じゃないかという気がします。なぜなら、その現金は借金返済に使わなければならず、フリーなキャッシュじゃないからです。

1803 清水建設(株)

BS

流動資産が多いです。中身の大部分は棚卸資産。つまり、仕掛中の案件ということだと思います(未確認)。
総資産が減少傾向でしたが、06年に増加。


PL

営業利益は結構極端な動き。純利益は増加傾向ですが、資産リストラに伴う売却益ということも考えられます。うがった見方をすれば、決算書をいい形にするために資産を売った可能性あり。


CF

投資CFの動きを見ると、05年までは資産の売却を進めていたと考えてよさそうです。
財務CFが毎期マイナス。借金返済をしているようです。負債の額に比べて金額が少ないので、BSのグラフにはあまり現れていません。しかし、着実に負債は減少しているようです。
いきなり細かいことを言ってますが、ついでなので下にグラフを載せておきます。




ROE

もうちょっと回転率を上げたいところですが、総資産が上昇傾向に入ったようなのでそれも難しそうです。


PBR 1.30
PER 18.31
PSR 0.29
EV/EBITDA 10.08
配当利回り 1.18%
株主資本比率 19.95%
ROA 1.42%
ROE 7.10%
ROIC(時価) 4.02%

1802 (株)大林組

BS

低下していた総資産が増加傾向に。


PL

黒字定着は果たせたようですが、成長は厳しそう。


CF

財務CFが毎期マイナス。せっせと借金を返しているようです。
投資CFは毎期プラス。内容を見ていないのでなんとも言えませんが、これは問題ありそうです。資産を売って益出しか?

ROE



PBR 1.12
PER 13.56
PSR 0.34
EV/EBITDA 12.19
配当利回り 1.60%
株主資本比率 24.58%
ROA 2.02%
ROE 8.23%
ROIC(時価) 3.56%

1801 大成建設(株)

建設業界を見てみます。

BS

株主資本比率が徐々に増加。
流動比率も少しずつ改善、06年にほぼ100%まで持って来ました。


PL

多少、上下を繰り返しながらも微増傾向。
来期予想は増収減益。営業利益は増収予想ですが、このずれはなんでしょうか。


CF

せっせと借金を返しています。営業CFは低下傾向。


ROE

純利益が低いです。借金を返しているのでレバレッジが低下し、ROEは低下していくと思われます。


PBR 1.11
PER 15.33
PSR 0.20
EV/EBITDA 10.58
配当利回り 1.67%
株主資本比率 18.69%
ROA 1.35%
ROE 7.24%
ROIC(時価) 4.08%


公共事業が削減されているため、ゼネコン業界は厳しそうです。素人的判断では、海外の受注を増やしていくのが生き残りの道でしょうか。
製薬会社の再編予想の記事をよく見かけますが、今後M&Aが進む業界はゼネコンだと思います。
ただ、淘汰が済んだ後に生き残った企業への投資は面白いのではと考えています。ダメでも粘る会社は多いので、結果がでるのはまだ先になりそうです。